Point!
・お墓に参ることが供養
・お彼岸、お盆、法要時には必ずお参りする
お墓参りは、いつ行ってもよい
お墓は故人の家のようなもの。訪れて故人を偲ぶその行為が一番の供養となります。お参りする遺族にとっても心の安らぎとなることでしょう。
ですから、お墓参りはいつ行ってもいいものです。ふと思い立ったときに訪れて大丈夫です。
ただ、一般的には、春秋のお彼岸、お盆、祥月(しょうつき)命日、月命日、年忌(ねんき)法要などにお参りします。ほかに人生の節目、入学、就職、結婚など、祖先に報告したいことがある場合はお参りしましょう。
お墓参りの準備
お墓参りに必要なものを用意します。
お墓に供える花、ろうそく、線香、マッチやライター、故人の好きだった食べ物や飲み物、お供えを置く半紙、数珠、掃除道具が必要です。
掃除道具は、スポンジや雑巾などを用意します。箒や手桶、柄杓などは管理事務所で借りられる場合もありますが、事前に確認しておきましょう。
服装に決まりはありませんが、あまりラフな格好は避けましょう。
お墓参りに必要なものチェックリスト
□供花
□ろうそく、線香、マッチやライター
□故人の好きだったもの
□お供えを置く半紙
□数珠
□掃除道具
あと始末もしっかりと
お参りが終わったら、あと始末をします。ろうそくや線香の火が消えているか、ごみは落ちていないか確認します。
お供えした食べ物や飲み物は必ず持ち帰ります。供花も持ち帰るよう決められているところもあるので確認しましょう。
お墓参りの手順
お墓の掃除
お墓の周囲のごみや雑草を取ります。墓石は柄杓(ひしゃく)で水をかけ、スポンジで汚れを取ります。水鉢や花立ては苔が生えやすいので念入りに。最後に水洗いして水気を拭き取ります。
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お供えをする
花を花立てに飾り、水鉢に水を入れます。供物は半紙を敷き、その上に供えます。
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線香を焚く
ろうそくを灯し、線香を焚きます。線香は束のまま火をつけて燃やし切る場合と、人数分に分けてそれぞれが墓前に供える場合があります。
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合掌礼拝
故人と縁の深い人から順に、手桶の水を墓石にかけます。その後、墓石の正面にしゃがみ、手に数珠をかけ、礼拝します。墓石よりも低くなるようにしゃがむようにします。