葬儀後の対応 事務処理とあいさつ回り

Point!
・引き継ぎ時は内容をしっかり確認
・寺院へ出向いてお布を渡す
・各方面にあいさつをする

受付・会計係から事務処理を引き継ぐ
葬儀が終わり、精進落としをすませたら、受付係や会計係から事務を引き継ぎます。香典や会計書類などを受け取り、内容を確認します。
葬儀にかかった費用は、相続税の対象となるので、領収証は全部取っておきます。引き継ぎを終えたら、感謝の気持ちを伝えます。対応や計算にミスがあっても、非難してはいけません。

Check
葬儀社へは納得したうえで支払いを
葬儀の2~3日後に、葬儀社から請求書と明細書が届きます。見積書と明細書を照合し、不明点があれば問い合わせます。当初の予定にないサービスを依頼して、見積り額より増えることが多いようです。仕出し店や酒店などから請求書が届いた場合も、同様にチェックしてから支払います。

寺院を訪ねてお布施を渡す
寺院へは、葬儀の翌日、あるいは翌々日に喪主があいさつに伺い、葬儀の謝礼としてお布施を渡します。どうしても行けないときは、遺族や親族が代理で伺います。お布施を渡すタイミングは、事前に寺院と確認をしておきましょう。「葬儀のあとでもかまいません」といわれる場合もあるようです。
お布施(→P43)は、基本的に経済状態に合わせて、無理のない範囲で包めばよいとされています。しかし、寺院で規定料金を設けている場合はそれに従います。規定がなく、いくら包めばいいかわからない場合は、直接僧侶に聞いてみましょう。

お布施のマナー
●新しい紙幣を用意する。
(必ずしも新札でなくてもよい)
●奉書紙で包むか、無地の封筒に入れる。
●表書きは「お布施」または「謝礼」。
●筆または筆ペンで書く。
●菓子折りを添えると、よりていねい。
●謝礼は規定料金に従って包むが、わからない場合は僧侶に聞く。
●渡すタイミングは僧侶に相談。
●一般的には葬儀の翌日または翌々日、寺院に伺って渡す。

こんなときは、どうする?
昨今は病院で亡くなるケースがほとんどですが、この場合、病院への謝礼や心づけは、基本的に不要です。しかし、長い間入院していてお世話になったときは、感謝の気持ちを伝える程度の礼金や菓子折りなどを持参することもあります。また、主治医や看護師へ、礼状を送る方法もあります。

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