貝塚市での葬儀・家族葬を行った際に、貝塚市から葬儀の給付金支給制度がある事はご存知でしょうか?
貝塚市のホームページでも情報が公開されておりますが、
貝塚市の方が亡くなられ、その亡くなられた方の葬儀費用に対して、貝塚市から5万円の葬祭費給付金が支給されるという制度です。
この制度を知らない方や、面倒でやっていない方もいらっしゃると思います。
貝塚市のホームページで制度の概要、申請に必要なものがご確認頂けます。
内容が変わったりするとご迷惑になると思いますので、
詳細は以下の貝塚市のホームページからご確認、またはご連絡をお願いします。
また、当社でも葬祭費に関するご案内を行う事ができますので、気になった方はお気軽にお電話かお問合せください。
私は故人の長男で忠志と申します。遺族を代表いたしまして、ごあいさつ申し上げます。
皆さま、本日は突然のことにもかかわらず、お忙しい中を故中島五郎のためにご参列いただきまして、ありがとうございました。
父は昔から人を驚かせて得意になるのが好きな人でしたが、最後にこんなにびっくりさせられるとは思ってもみませんでした。
人はあんな風にあっさりと昇天できるものかと、今でも信じられない思いです。
最後のとき、私は父の隣りに座っておりました。懐かしい戦前の映画の上映があるということで、久しぶりに二人で映画館へ出かけたのです。
上映が始まる前には「この映画の封切りは、ばあさんといっしょに観たものだ」などと、機嫌よく話していたのですが、映画が終わって明るくなったときには、もうこの世を去っておりました。
最初は眠っているのだろうと思って体をゆすってみましたが、そうでないとわかったときの驚きは、とても言葉では表せません。
ただもう混乱して、悲しみも感じられずにいたときに、私はどこかで父の笑い声が聞こえたような気がいたしました。「どうだ、驚いたろう」と。
しかし考えてみますと、三年前に母が亡くなりましてからは、旅行に出ることもなくなり、出歩くことも少なくなって、何となくぼんやりしていることが多くなっていました。
やはり、大きく力を落としていたのでしょう。懐かしい映画を観ていて、急に母のもとに旅立ちたくなったのかもしれません。享年七十一歳でした。
ここに改めて、生前皆さまから賜りましたご厚情に対し、心よりお礼申し上げます。
また、一言のごあいさつもできずに急逝いたしました父に代わり、皆さま方のご健康とお幸せをお祈りしながら、最後のお別れを申し上げます。ありがとうございました。