仏式以外の法要

Point!
・神道では霊祭、キリスト教ではミサや記念式
・宗教にとらわれない追悼も

神道(しんとう)の霊祭は自宅か墓前で行う
神道では、仏教の法要にあたるものを霊祭といいます。葬儀の翌日の「翌日祭」から10日ごとに行われますが、最近は仏教の四十九日にあたる「五十日祭」以外は省略されることが多いようです。五十日祭は神官や親族知人を招いて盛大に執り行い、忌明けとなります。

キリスト教では細かな法要のスケジュールはない
カトリックでは、亡くなって30日目に「追悼ミサ」を行います。その後は、毎年の「召天(しょうてん)記念日」(亡くなった日)に追悼ミサを行います。
また、11月2日の「万(ばん)霊(れい)節(せつ)」には、すべての死者のために特別なミサが行われます。
プロテスタントでは、死後1か月目の召天記念日に「記念式」を行います。これ以降は1年目、3年目、5年目の召天記念日に記念式が行われます。

宗教にこだわらない法要
故人や遺族が無宗教、または形式ばったことは苦手という場合、宗教の形式にしばられない法要の仕方もあります。「お別れ会」や「偲ぶ会」などと称されることが多いようです。葬儀をごく限られた家族だけで行い、後日広く親族、友人などを招いて開くこともあります。
生前その人が好きだったこと、思い出に残ることなどを会場に展示する、映像を流す、写真を飾る、音楽を流すなど、故人に合わせたフリースタイルの会とすることができます。出席者も合唱をしたり、ひとりずつ思い出を語ったりと参加型になることが多いようです。会場もセレモニーホールのほか、レストラン、故人がおなじみだったお店、ホテルなど、自由に選びます。
年配の親族には、抵抗を感じる人がいる場合もあるので、事前によく相談しましょう。

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